

ブリはブリとして生まれない
2022年12月21日
2022年12月21日(水) ena 国際部西船橋校
ブリは出世魚です。
関東では、ワカシ・ワカナゴ→イナダ→ワラサ→ブリ
関西では、ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ
と成長順に名前が変わっていきます。
生まれたばかりのブリにたいし「君はブリなのになんで小さいのだ」とか「君はブリなのに泳ぎが下手だな」とは思いません。
なぜなら、ワカシやツバスなのですから。
その年齢相応の評価をすべきです。
受験勉強でも同じです。
人は他人を評価するとき、自分を評価基準にしがちです。
これは大人同士なら良いのですが、対子どもだと評価を間違うことがあります。
子どもを教えていて「なんでこんなこともできないの?」とか「なんでこんなことがわからないの?」と思いませんか?
しかし、その評価には「私はできるのに」「私は理解できるのに」という評価軸があります。
しかし、お父さんお母さんが小5、小6のとき本当にその問題を理解できたでしょうか。できたでしょうか。
たぶんできてません。
また、スケジュール通り勉強をできたでしょうか。
そんな人は一握りです。
だって子供ですから。
もし、大人が働くように受験勉強できていたら、その子は学校に行く必要はありません。
働けます。
自分はいつも「小学校時代、中学校時代」の自分と生徒を比較して評価するようにしています。
そうすると、どの生徒も天才に見えてきます。
僕は勉強が苦手だし、身の回りのこともできないダメダメ子どもでしたから笑
人間は出世魚のように名前が変われば、大人の基準で子供を評価することも減るのだと思います。
いっそ名前を変えるべきかもしれません。
森 博行
ena 国際部 西船橋校
〒273-0025 千葉県船橋市印内町603-1 723号室、203B号室
TEL:047-404-8499
FAX:047-404-8073
Email :nishifuna@enakokusaibu.com