

中学部英語クラス15(日本人学校中学部向け)
2022年05月10日
ことわざ
英語のことわざで日本語でも同じ言い回しのものがいくつかあります。
A drowning man will catch at a straw.
溺れる者は藁をもつかむ
この英文は分詞の授業で必ず紹介します。
なぜならこの英文はたくさんポイントが入っているからです。
ポイント1
drown 溺れる この単語をdrawnに見間違える生徒がいます。
ポイント2
will は「未来」の意味ではなく「習性」です。
ポイント3
catch at 「つかむ」ではなく「つかもうとする」です。
ポイント4
文法的に一番重要なのは形容詞的分詞のdrowningです。
A drowning/drowned man will catch at a straw.
drowning 現在分詞 drowned 過去分詞 の意味の違いを理解させます。
drowned (完了)だったら溺れていて、藁はもう掴めません。
drowning (進行)がこのことわざが意味するものにピッタリです。
enaの授業では役に立つ英文を「試験に出題される」観点からたくさん紹介しています。