

帰国子女高校入試-帰国生入試選抜方法
2012年08月09日
上述のように、基本的には一般受験生と同じ試験で受験します。しかし、特別な試験を課す学校もなくはないので、ご紹介しておきます。
(1) 学科試験を課さない学校
・東京都立国際 (東京都)
・暁星国際 (千葉県)
・啓明学園 (東京都)
・桐朋女子 (東京都)
・同志社国際 (京都府)
・立命館宇治 (京都府)
・関西学院千里国際 (大阪府) など
上記の学校は、作文・面接だけで受験することができます。もちろん、普通の3教科試験も選択できるところがほとんどです。
(2) 特別な学科試験を作成する学校
・日大系の高校
・早大本庄高等学院 (埼玉県)
・青山学院 (東京都)
・中央大学杉並 (東京都)
・慶應義塾湘南藤沢 (神奈川県)
帰国生のための特別な学科試験を用意している学校です。ただ、その内容は学校によって大きく異なり、たとえば、青山学院や慶應湘南藤沢は英語のウェイトが大きく、中大杉並は、英・数・国・理の学力を重視します。早大本庄は国語・数学しか科目がありませんが、これはそもそも出願資格としてある程度の英語力を要求しているので、あえて試験をする必要がない、ということでしょう。
いずれの学校も、学科試験だけではなく、面接が重視されので注意が必要です。
慶應湘南藤沢に関しては、3教科で試験を実施しますが、英語が英語圏から帰国した受験生に合わせて特別に難しくなっています。そのため、英語圏以外からの受験生はほとんど点がとれませんが、それでも合格する場合がありますし、逆に英語しかできていない受験生でも合格する可能性があります。
(3) 英語力を重視する主な高等学校
・渋谷教育学園幕張 (千葉県)
渋谷教育幕張は英語・面接だけで試験を実施します。英語の試験は、あらゆる入試問題で最難に属するものです。