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英検の勉強と高校入試の勉強は違います
2020年04月22日
Guten Tag. こんにちは。
英検、日本の中学校で行われている英語
当たり前ですがどちらも英語です。
ですが、得点を取るための勉強は少し違います。
英検はスペルを綴る必要がありません。 テストがマークシート形式だからです。
英文法を学んで、英語を英語のままで読めれば合格するでしょう。
では中学校の英語、その後の高校入試はどうでしょうか。
まず英単語を正しく綴る必要があります。
日本語を英語に、 英語を日本語にと自由に行き来できなければなりません。
単語だけでなく、英作文、 英文和訳と文レベルでの行き来も必要です。
海外で英検を中心に勉強している生徒はこの点が弱いと感じます。
英検の勉強を否定しているわけではありません。 むしろひとつでも上の級を目指して勉強すべきです。
ただ英検で点数を取る勉強と学校のテストで点数を取る勉強は異な る能力が求められるということは覚えておきましょう。
アメリカでは英検準1級以上をもっている生徒でさえ、 基本的なスペルが結構書けない生徒がいます。
北米の教室で英語を教えているときに、お母さんが事故にあってそのときの I am sorry.の和訳は?と質問すると「状況はわかるけど、 それに合った日本語がわかりません」と返答する生徒が多数います。
enaの学力判定テストの英語の成績優秀者が英語圏の校舎で席巻されていないことを見ても、高校入試の英語の特異性が分かると思います。